歴代藩主の崇敬を神事能で感じる 大野湊神社 

歴代藩主の崇敬を神事能で感じる 大野湊神社

1300年の歴史と文化を有する「みちびきの神」

海と湊の守護神

727(神亀4)年創建の延喜式内社で、古くから海上交通の安全や豊漁、商売繁盛など、海の安全と湊の繁栄を願う人々にとって信仰の対象とされてきました。

御祭神「みちびきの神」

護国八幡神、天照大御神、猿田彦大神をお祀りしています。猿田彦大神は「道案内」や「みちびき(導き)」の神であり、人々の進むべき道を示す神様として崇敬されています。

歴代藩主の崇敬を集める

1586(天正14)年加賀藩祖・前田利家が争乱により荒廃していた社殿を再興しました。以来、歴代藩主の崇敬篤く、社殿の造営や領地の寄進を受けてきました。

「神事能」は関ヶ原の戦勝記念

毎年5月15日に境内能舞台で演じられている「神事能」は、加賀前田家2代・前田利長が関ヶ原の戦いの勝利を祝して、1604(慶長9)年に奉 納しました。それまで庶民に親しまれていた猿楽を加賀藩が保護・運営したのち、再び地域住民が運営を行うようになり、現在に至るまで400 年にわたり連綿と継承されています。金沢市無形民俗文化財。